「ストレートも巻き髪も、1台で済ませられるって便利そう!」
そんな理由で2wayヘアアイロンを選ぶ方は少なくありません。
ただ…美容師の立場から言うと、実際に使ってみると「2wayはいまいち感」もあり、やはり別々にヘアアイロンを揃えるのがベスト。

というのも、2wayアイロンは構造上どうしても妥協せざるを得ない部分が多く、操作性や仕上がりに不満が出やすいんです。
とはいえ、中には「これならおすすめできる!」と感じた2wayモデルもあり。
こちらの記事では、2wayアイロンのデメリットや、本当に使いやすくておすすめしたい2wayアイロンも紹介するので参考にしてください!
実はデメリットだらけ!2wayヘアアイロンの落とし穴

2wayヘアアイロンを美容師がおすすめしにくい大きな理由は、ストレート、コテの機能や仕上がりがどちらも半減してしまうため。
そしてそれぞれの良さが半減してしまう理由はこちら。
2way=プレートを半分に割っただけの安易な構造がほとんど

ご覧のように2wayアイロンの多くは「コテの円形プレートをパカッと割ってストレートにも使えるようにしただけ」という単純設計がほとんど。
そのためヘアアイロンを別々に揃えるのと比べると、以下のようなデメリットが2wayアイロンには生じやすいです。
- 仕上がりがいまいちになりやすい
- 操作性にストレスを感じることも
- 火傷のリスクが高くなる
- 耐久性がいまいちなケースも
仕上がりがいまいち

一般的な2wayヘアアイロンは「コテをただ半分に割っただけ」のプレート設計なため、下記のような仕上がりが出やすいです。
- 癖が伸びにくい → プレートにクッション性がないため、髪にしっかりと圧がかかりにくく、うねりや癖が残りやすい
- アイロン線やカクツキが出やすい → プレートにクッション性がないことで、髪にアイロン線やカクツキがくっきりついてしまうことも(画像参考)
- 根元が攻めにくい → 火傷のリスクもあり根元ギリギリを攻めづらく、どうしてもキワが甘くなる

たとえばサロニア、クレイツ(アフロートver.)、テスコム、サロンセンス300、サロンムーン、ヴィダルサスーン…など、多くの2wayが上記のパターンです。
※プレートのクッション性とはこれ





最近はプレートにクッション性能をつけたストレートアイロンが増えています。意外と見落としがちですが、スタイリング時の失敗を防ぐ重要な機能でもあるんです。
プレートにクッション性能があることで、どの角度から挟んでもベストな角度に補正してくれるイメージ。よってアイロン線やカクツキも出にくく、スタイリングの失敗を防ぎやすい!(ただほとんどの2wayはこれがなく失敗しやすい)
操作性がいまいち


多くの2wayヘアアイロンは「プレートに隙間」が起こりやすく、よって下記のような操作性のデメリットも。
- 熱ムラが生じやすい → 2枚のプレートがきれいに噛み合わず、熱ムラがおこりやすい
- 髪が挟まりやすい → プレート隙間に髪が数本絡まり、これが地味にストレス
- 一回でスタイルを決めにくい → 1回で決めにくいため、スタイリング時間や髪への負担も増えがち
火傷のリスクが高い


2wayアイロンはストレートモード時にもコテ部分がむき出し(表面も高温)になっている構造がほとんどなため、手や顔周りにうっかり当たって火傷してしまうケースも。



特にアイロン初心者で多いのがおでこや首の火傷。前髪や襟足の根本を攻めて火傷…は実際にお客様でもいたケースです。
耐久性がいまいちなケースも


2wayアイロンはどちらの機能も求めるがあまり「壊れた」「プレートがパカパカで閉じなくなった」といった声も。



特に切り替えができなくなり「巻きだけ」「ストレートだけ」しか使えなくなるトラブルが多い印象。2wayはシンプル構造の単機能アイロンより故障リスクが高い…というイメージは残ります。
結論、美容師目線ではヘアアイロンは別々に揃えるのがおすすめ


2wayアイロンは一本二役という便利アイテムでもありますが、先ほどあげたデメリットを考慮すると、ストレートとカールアイロン(コテ)は別々に専用アイロンを揃えるのが理想的。
別々に揃えるメリット
- ストレートアイロンならクッション性のあるプレートで、髪にフィットしながらしっかり癖を伸ばしやすい
- カールアイロンなら挟む力や熱の伝わり方にこだわった設計で、長時間崩れにくいカールを作りやすい



2wayは「どちらもそこそこ」になりやすいため、仕上がりや操作性を考えると別々に揃えるのが美容師目線ではおすすめです!
【とはいえこれは別格】おすすめの2wayヘアアイロンはこれ!


2wayアイロンは先ほどあげた「2wayならではのデメリット」もあり、出来れば別々に揃えるのがベスト!…と書きましたが…



実は先ほどあげたデメリットを解消した、おすすめ2wayアイロンもごく一部存在します!
おすすめ2wayアイロンはこれ!
![]() ![]() KINUJO | ![]() ![]() クレイツ | 一般的な2way | |
| おすすめ度 | |||
| 価格 | ¥29,700 | ¥14,000前後 | ※要確認 |
| プレートのクッション性 | ※プレートを半分に割っただけ | ||
| 操作性 | |||
| 火傷のリスク | 耐熱性シリコンカバー付 | ||
| 仕上がり | シルクプレート搭載 | ||
| 海外 | ※要確認 | ||
| 解説欄へ | 解説欄へ | ー |
おすすめ1. 絹女 KINUJO 2WAYアイロン


| 商品名 | ![]() ![]() KINUJO 2WAY IRON |
|---|---|
| 価格 | ¥29,700(税込) |
| 温度 | 120〜200℃ ※20℃調節 |
| バレルの太さ | 26mm |
| 重さ | 約275g(本体のみ) |
| コードの長さ | 約2M |
| 主な機能 | ・シルクプレート搭載 ・自動電源オフ機能(30分後) ・海外対応 |
| 付属品 | 耐熱性シリコンカバー付 |
- プレートが別々に設計(クッション性あり)で、操作性や仕上がりの良さが抜群◎
- 水分蒸発しにくいシルクプレート採用で、髪に優しい&仕上がりがなめらかでパサつきにくい
- 耐熱性シリコンカバー付で火傷の不安点を解消!
こちらは従来2wayでありがちなデメリットをとことん解消し「2wayでここまでできるの!?」と驚かされた絹女2wayアイロン。


まずはなんといってもコテ、ストレート用で別々に設計されたプレートで、それぞれの操作性や仕上がりが抜群なこと。


ストレート時にはクッション性能もあるので、2wayでありがちな失敗(アイロン線や不自然なカクツキなど)を防ぎやすい!
また絹女独自の(水分蒸発しにくい)シルクプレート搭載で、ダメージレス効果が高く、仕上がりも毛先までなめらかな質感をつくりやすいこと。




さらには2wayで起こりやすい火傷対策としては、耐熱性シリコンカバーをつけることで解消。(根元のキワ攻めもしやすい!)



デメリットは¥29,700(税込)と価格が高いこと。とはいえ絹女ストレートアイロンとコテをそれぞれ揃えると5万弱となり、1台でそれぞれをカバーできるのは嬉しい!


価格は高くても「操作性」「仕上がり」「傷みにくさ」にこだわりたい方は、絹女2wayアイロンは一択!といってもいいほどおすすめしたい逸品です◎





100%正規品&1年保証ありの絹女製品を買うなら、丁寧梱包で素早く発送してくれる絹女正規販売店の「髪との暮らし。」がおすすめです!(もちろん送料無料!)
【公式1年保証】絹女~KINUJO~ 2way ヘアアイロン【カールプレート26mm】の在庫はこちらから|髪との暮らし。
おすすめ2. クレイツ ハイブリッド2WAY


| 商品名 | ![]() ![]() クレイツ ハイブリッド2WAY |
|---|---|
| 価格 | ¥14,000前後 |
| 温度 | 80〜220℃ ※20℃調節 |
| バレルの太さ | 32mm |
| 重さ | 約310g(本体のみ) |
| コードの長さ | 約2M |
| 主な機能 | ・自動電源オフ機能(60分後) ・海外対応 |
| 付属品 | なし |
- プレートが別々に設計(クッション性あり)で、操作性や仕上がりの良さが抜群◎
- フッ素ラバー加工ありで、適度なテンションをかけながら癖も伸ばしやすい
- 幅広い温度設定が可能で、熱ダメージをおさえた低温スタイリングもOK
美容師でも愛用者の多いクレイツからはいくつか2wayモデルが出ていますが、中でもハイブリッド2wayはプレートが別々に設計されています。


絹女と似たクッション性能あるプレートで、2wayでありがちなスタイリングの失敗(アイロン線やカクツキなど)を防ぎやすい!
またストレート時のプレートにはフッ素ラバー加工があり、髪に適度なテンションがかかることで癖を伸ばしやすい設計に。





2wayは挟んでる圧が少なめで、いまいち癖を伸ばしにくいモデルが多い中、クレイツ ハイブリッド2WAYはしっかり癖を伸ばしやすいですよ◎
また80℃〜220℃と温度幅が広く、熱ダメージを抑えたい方にとって80℃〜の低温スタイリングができるのは嬉しいポイント。


デメリットとしては(カバーがないので)火傷のリスクは高いことがあげられますが、1万前後で操作性の高い2wayアイロンがほしい方はクレイツ ハイブリッド2WAYがおすすめです。
是非2wayヘアアイロンで悩んでる方は参考にしてください!
なお一般的なストレートアイロンのおすすめは下記にてまとめています。















