【シャンプー液体】透明と白濁の違いは?→パール化剤(ジステアリン酸グリコール)があるかないか
シャンプーの液体を見ると「透明」なものや「白濁」したものがあり。
まずこれらの違いをかんたんに書くと「パール化剤が入ってるか入ってないか」になります。
- パール化剤あり → 白濁
- パール化剤なし → 透明
そして成分表で見るとジステアリン酸グリコールと記載されてるものがパール化剤になります。
シャンプーには必ず成分表が記載されてますので、白濁してたらジステアリン酸グリコールが入ってるかチェックしてみましょう。
必ずこれ!というわけではないですが、市販シャンプーの多くはパール化剤を入れた(白濁した)液体である事が多いです。
またパール化剤(ジステアリン酸グリコール)の特徴をまとめるとこちら。
- パール化剤があると見た目がキラキラし、高級感を演出
- パール化剤は乳化、増粘効果もあり
- パール化剤入っててもヘアケア効果は関係なし(正直入ってなくてもいい)
パール化剤があると見た目がキラキラし、高級感を演出
まずパール化剤が入っていると、シャンプー液体がキラキラしたパールのような見た目になります。
そのため光沢感を出す事で高級感(見た目)を演出する効果があり。
ただシャンプーの約70%は水でできており、洗浄効果のある界面活性剤など混ぜても基本は透明の液体です。
つまりパール化剤は見た目を向上させるために配合される事が多く、本来は必要ない成分であるケースがほとんど。
サロンシャンプーの多くは透明なものが多く、僕の中では「白濁=市販シャンプー」のイメージも強いですが、一般的には「キラキラ=美容成分」のようなイメージが強いのかな?
とはいえ最近の市販シャンプーを見ると、液体が透明な商品が増えてきた印象もあります。
パール化剤は乳化、増粘効果もあり
シャンプーは水と油といった本来混ざりあわないものを乳化(エマルジョン安定)させるために界面活性剤が配合されます。
そしてパール化剤(ジステアリン酸グリコール)は乳化(エマルジョン安定)、さらには増粘効果(液体に粘りっ気を出し安定化)もあります。
ただヌメりが強く、しっかりすすがないと髪に残りやすいので注意しましょう。
パール化剤入っててもヘアケア効果は関係なし(正直入ってなくてもいい成分)
パール化剤はキラキラと光沢感を出しやすい成分ですが、シャンプーに入っていても特にヘアケア効果はありません。(ここ重要)
パール化剤あるから髪がまとまる、見た目の艶感UP…!というわけではないのでご注意を^^;
また逆にパール化剤が入ってる事で「害」も特になし。(しいて言うならヌメりが残りやすいくらいかな?)
つまりパール化剤は「見た目効果」がほとんどの理由ですので、正直入っていなくてもいい成分とも言えますね。
シャンプー成分の豆知識として覚えておくと面白いかもしれません。