花王ジアンサーシャンプーを美容師が解析&口コミ評価!トリートメント3種類の違いとおすすめも解説
花王から新しく登場したTHE ANSWER(ジアンサー)スーパーラメラシャンプーをこちらの記事では解析。
まず結論から書くと、ジアンサーでは花王が研究してきたラメラ構造技術が採用され、ヘアケア効果(仕上がりの指通りやまとまり感)を特に体感しやすいシャンプートリートメントでした。
今までのシャンプー常識を覆すと言っても過言ではなく、多くの方が使用後の仕上がりの良さを体感しやすい商品だと思います◎(迷わずにまずは試してほしいレベル)
そこでこちらの記事では、ジアンサーシャンプーの何がすごいのか、使い方やトリートメント3種類の違いをまとめたので参考にしてください。
THE ANSWER ジアンサーシャンプーの基本情報 & 評価
商品名 | THE ANSWER ジアンサー スーパーラメラシャンプー |
---|---|
価格 | ¥1,760(税込) |
メーカー | 花王株式会社 |
主な洗浄成分 | タウリン×アミノ酸 |
洗浄力 | 適度 |
内容量 | 400ml |
1回のコスト目安 ※3プッシュ(9mlで計算) | 約39円 |
1本の消費期間目安 ※2プッシュ(6mlで計算) | 約1.5ヶ月 |
香り | 凛として洗練されたベルガモット&ダフネの香り |
購入先 | ドラッグストア バラエティショップ ネット通販 |
当メディアの評価
- ラメラ構造技術で美容成分の配合量&ヘアケア効果がUP
- 仕上がりのまとまり&指通りがよい
- サルフェートフリー処方
- 優秀な補修成分が配合
- 泡のキメが細かい
- 1回あたりのコストがやや高め
- 泡立ちがいまいちに感じるケースも
- 新商品で手に入りづらい
なにがすごい?ジアンサーシャンプーを成分解析
ジアンサーシャンプーは、花王から登場しているエッセンシャル プレミアムシリーズや上位モデルのメルトと配合成分が似ています。
どちらも美容師目線でも配合成分クオリティが高く、おすすめ市販シャンプーで紹介しているモデルです。
そしてジアンサーでは新しいラメラ構造技術が採用され、エッセンシャル プレミアムシリーズやメルトと比べ、よりヘアケア効果を体感しやすいのが大きなポイント。
- 【重要】ラメラプラットフォーム技術で、数倍もの美容ケア成分配合に成功!
- 市販では希少なサルフェートフリー処方!低刺激に洗え、PPT系洗浄成分も配合◎
- ラノリン脂肪酸をはじめ、補修効果の高いコンディショニング成分を配合!
成分表はこちらをタップ!
ジアンサー
水、ココイルメチルタウリンNa、ラウロイルメチルアラニンNa、カプリル酸グリセリル、ラウラミドプロピルベタイン、ココアンホ酢酸Na、ミリスチルアルコール、ラウレス-11カルボン酸、コカミドメチルMEA、グリセリン、ラウリン酸、ラウロイル加水分解シルクNa、ラノリン脂肪酸、オリーブ果実油、ビスメトキシプロピルアミドイソドコサン、加水分解ケラチン(羊毛)、リンゴ酸、γ-ドコサラクトン、ジラウラミドグルタミドリシンNa、加水分解ヒアルロン酸、セラミドNG、ホホバ種子油、スクワラン、加水分解コンキオリンタンパク、エチルヘキシルグリセリン、ラウロイルサルコシンTEA、アルギニン、アスパラギン酸、グリシン、アラニン、セリン、バリン、イソロイシン、プロリン、トレオニン、ヒスチジン、フェニルアラニン、PCA、PCA-Na、乳酸Na、クエン酸、BG、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、ナイアシンアミド、酢酸トコフェロール、アスコルビン酸、コカミドMEA、PPG-2コカミド、PPG-3カプリリルエーテル、ポリクオタニウム-52、ポリクオタニウム-67、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、ステアロキシプロピルジメチルアミン、ラウレス-16、水酸化Na、セバシン酸ジエチル、イソデシルグリセリルエーテル、安息香酸Na、ステアリルアルコール、フェノキシエタノール、香料
【重要】ラメラプラットフォーム技術で、数倍もの美容ケア成分配合に成功!
まずジアンサーシャンプーを解析する前に伝えたいのがラメラプラットフォーム技術について。(解析よりここが重要だと思うので)
水分と油分がミルフィーユ状のラメラ構造で重なり、今まで配合できなかった量の美容成分を蓄えられる技術。花王は長年の研究で、ラメラ構造を応用させたシャンプー実用化に成功し、満を持して登場したのがジアンサー!
例えると、今までは生クリーム配合のパイだったのが、新商品では生クリームとパイ生地が重なったミルフィーユに進化したイメージ。(構造が全く違うという意味で)
つまり今までのシャンプー常識を覆すといっても過言ではなく、美容成分の配合量が格段に増えるため、より仕上がりの良さを体感しやすい次世代型ヘアケアシャンプーに。(花王の他商品と比べ、約12倍ものヘアケア成分配合に成功とのこと)
実際にジアンサーシャンプーを使うと、まるでトリートメントような濃厚テクスチャーで、まるで美容液で洗ってるかのような新感覚な洗い心地でした。
市販では希少なサルフェートフリー処方!低刺激に洗え、PPT系洗浄成分も配合◎
ジアンサーシャンプーはサルフェートフリーの低刺激な洗浄成分で構成され、全体で見ると適度な洗浄力で幅広い肌質に使いやすい処方に◎(エッセンシャルプレミアムシリーズやメルトと似た配合成分でした)
主要洗浄成分
ココイルメチルタウリンNa | タウリン系 | アミノ酸に似た洗浄成分で、低刺激だけどすっきりした洗い心地。 |
---|---|---|
ラウロイルメチルアラニンNa | アミノ酸系 | アミノ酸系の洗浄成分で低刺激で髪や頭皮に優しい。 |
ラウラミドプロピルベタイン | ベタイン系 | 両性イオン界面活性剤の一種で、洗浄(陰)とリンス(陽)どちらの用途をもつ。 低刺激で安全性が高く、ベビー用や高級シャンプーに配合。 |
ラウレス-11カルボン酸Na | 酸性石鹸系 | 花王がつくっている原料で、マイルドでさっぱりした洗い心地。 |
ラウロイル加水分解シルクNa | PPT系 | PPT(たんぱく質)系で、マイルドに洗いつつコンディショニング効果も期待できる希少な洗浄成分。 |
市販でありがちな強洗浄力なサルフェートやスルホン酸が配合されず、頭皮や髪を優しくケアしやすいシャンプーに。また市販では希少なPPT洗浄成分も配合◎
シャンプーの成分構成やサルフェート注意点はこちらをタップ!
シャンプーは約70%前後が水でできており、約20%が洗浄成分、残りの10%にコンディショニング成分や香料、防腐剤などが配合されてりイメージです。
つまりシャンプーでもっとも重要なのは洗浄成分であり、ここで全てが決まるといっても過言ではありません。
例えばカラーやダメージ毛を優しくケアしたい…そんな方はいくら補修、保湿成分が入っていても、もとの洗浄力が強めな処方だと色落ちや傷みが進行しやすいので注意が必要です。
また一般的な市販シャンプーは(コストが安く強洗浄力な)ラウレス硫酸が入ってるシャンプーが多いです。
さっぱり洗いたい方にはいいですが、頭皮や髪のバリア機能まで落としてしまう可能性もあり、トラブルの原因にもなりやすいため注意したいところ。
シャンプーの選び方は下記の記事でもわかりやすく解説しています。
ラノリン脂肪酸をはじめ、補修効果の高いコンディショニング成分を配合!
髪はダメージをうけるとタンパク質や脂質が流出しがちですが、ジアンサーでは髪内部の補修効果が高いコンディショニング成分がふんだんに配合。
ラノリン脂肪酸 | ダメージで流出しがちなキューティクルにある18-MEAを補い、バリア機能が高いオイル。 |
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ビスメトキシプロピルアミドイソドコサン | 補修&エモリエント効果の高いオイル。髪の強度を高めハリコシ感UP。 |
加水分解ケラチン(羊毛) 加水分解コンキオリンタンパク | 浸透性に優れた補修成分。ダメージで流出した髪のたんぱく質を補い強化。 |
リンゴ酸 | キューティクルを整え指通りや艶感UP。うねりを抑える効果にも期待。 |
γ-ドコサラクトン | ドライヤーなどの熱に反応し結合するヒートケア&補修成分。 うねりを抑える効果にも期待。 |
ジラウロイルグルタミン酸リシンNa | 通称ペリセア。浸透性&吸着性が非常に高く、保湿、補修効果やハリコシ感UP。 |
正直これらの成分が通常シャンプーに配合されてるだけでも優秀ですが、ジアンサーでは新技術のラメラ構造で配合量が格段にUPしています◎
またエモリエント効果の高いオリーブ果実やホホバ種子油、スクワラン、セラミドも配合され、髪や肌の乾燥を防ぐ効果にも期待。
実際に使用してみましたが、「あれ?何かいつもと違う!」と思える指通りやまとまりの良さを体感しやすく、次世代型のダメージケア向きシャンプーと言ってもよいレベルでした◎
ジアンサーの種類は?現在はシャンプー1種類、トリートメントが3種類
現在ジアンサーシャンプーは1種類のみで、あわせて使うトリートメントは3種類登場しています。
トリートメントは3種類とも成分は似ていますが、悩み別に配合量を調整し質感違いをつくってるイメージです。
トリートメント比較表
商品名 | EXモイスト | EXグロス | EXリペア |
---|---|---|---|
価格(税込) | ¥1,760 | ||
内容量 | 220g | ||
しっとり度 | |||
仕上がり | なめらか | なめらか | しっとり |
主な悩み | 紫外線ダメージなどの日常ダメージが気になる | ヘアアイロンなどの熱ダメージが気になる | 定期的なカラーダメージが気になる |
主なコンディショニング成分 | ラノリン脂肪酸、ビスメトキシプロピルアミドイソドコサン、加水分解ケラチン(羊毛)、リンゴ酸、γ-ドコサラクトン、ジラウラミドグルタミドリシンNa、加水分解コンキオリンタンパクなど | ||
香り | ベルガモット&ダフネの香り ※シャンプーと同じ |
実際にどれも使ってみましたが、特にダメージが気になる方は緑のEXリペアが個人的にはおすすめしやすいと感じました。
セットで使うのがおすすめ!
ジアンサーシャンプーの使い方
ジアンサーシャンプーは「塗り洗い」と記載され「通常のシャンプーとは違う?」と感じそうですが、実際の使い方は難しくありません。
ラメラ構造で美容液のような濃厚テクスチャーになってるため、一度髪全体に塗ってから泡立てる「塗り洗い」さえできればいつものシャンプーと同じ行程でOK!
ジアンサーシャンプー&トリートメントの使い方
しっかり濡らさないと泡立ちにくいため、地肌までしっかり濡らしましょう。
摩擦でこすらずに、トリートメントのように髪全体に塗り広げましょう。
※泡立ちがいまいちな場合はお湯を足してみましょう。
※上記はセミロングを目安
※放置せずに流してOK
動画はこちら
個人的なポイントはシャンプー前のすすぎ。しっかり濡らさないと泡立ちがいまいちになりやすいため、地肌〜髪全体を充分に濡らしましょう。
ジアンサーシャンプーの注意点は?
ジアンサーはヘアケア重視の方に特におすすめしたいシャンプーでしたが、注意点もまとめてみるとこちら。
- 人によっては泡立ちがいまいちに感じるケースも
- 1回あたりのコストはまぁまぁ高め
人によっては泡立ちがいまいちに感じるケースも
ジアンサーシャンプーは先ほども書いた通り、まるでトリートメントのような濃厚テクスチャーになり、人によっては泡立ちがいまいちと感じるケースもあり。
特に毛量が多い方やロングヘアーは泡立ちづらいと感じる人もいそうかなと。
ただ使い方でも解説した通り、しっかり髪を濡らせば基本的には泡はたつため、事前のすすぎをまずは意識してやってみましょう。
塗布後に泡立ちがいまいちに感じる場合は、シャンプーを増やすのではなく、お湯を少しづつ足しながら再度泡だててみてください。
1回あたりのコストはまぁまぁ高め
ジアンサーシャンプーは1本¥1,760(税込)と花王メルトと同価格帯になっていますが、1回の使用量はセミロングヘアで3プッシュ。
1プッシュ3mlと想定するとジアンサーは1回9ml使用する計算になるため、1本(400ml)で約1ヶ月半使えるイメージに。
市販シャンプーの多くは1本で約2ヶ月くらいもつイメージなため、ジアンサーは思ったより早くなくなる…なんて感じる方もいるかと。
新技術のラメラ構造で一般的なシャンプーと比べてヘアケア効果が高くなっていますが、人によってコスパ満足度はわかれそうです。
【よくある質問】ジアンサースーパーラメラシャンプーのQ&A
まとめ → ジアンサーは今までの常識を覆す次世代型ヘアケアシャンプー!
- 花王が開発したラメラプラットフォーム技術で、数倍もの美容ケア成分配合に成功!
- 市販では希少なサルフェートフリー処方!低刺激に洗え、PPT系洗浄成分も配合◎
- ラノリン脂肪酸をはじめ、補修効果の高いコンディショニング成分を配合!
- ヘアケア重視の方に特におすすめしたいシャンプー!(まずは試してほしいレベル)
花王から新登場したジアンサーですが、新技術のラメラ構造で今までの常識を覆す次世代型ヘアケアシャンプーとなっていました。
美容成分の配合量が格段に違うため、一度の使用で「これは今までと違う…!」と体感しやすいシャンプーだと思います◎
特にカラーや日頃のカラーやヘアアイロンでダメージやパサつきが気になる…なんて方はジアンサーを試してほしいです!
是非シャンプー選びの参考にしてください。
トリートメントとセットの使用がおすすめ!
ドラッグストアで買えるおすすめ市販シャンプーはこれ!