ドロアスはやばいの?買うならどれがいい?シャンプーの違いを美容師が解説
泥シャンで大人気のDROAS(ドロアス)シャンプーシリーズが2023年にフルリニューアル。
こちらの記事ではリニューアルして何が変わったのか、また新しいドロアスシャンプーシリーズの違いや選び方を美容師が解説します。
実際に全て使ってみながら違いをまとめたので参考にしてください。
【違い】リニューアル前後のドロアスシャンプーは何が変わった?
- 洗浄成分の処方内容が変わり、どのモデルも洗浄力が強くなった(これは残念)
- いくつかの美容成分が追加配合
- 商品パッケージの変更
一番の違いは「洗浄力」が強くなった事で、正直これは改悪といってもいいレベルでした…。
洗浄成分の処方内容が変わり、どのモデルも洗浄力が高くなった
まずリニューアル前のドロアスシャンプーは、アミノ酸系を主にした洗浄成分構成になっていました。
しかしリニューアル後は、サルフェート(硫酸)系と同じくらいの強洗浄力と言われるオレフィン(C14-16)スルホン酸Naがメインに配合。
洗浄主成分の違い
シルキークレンズ | ダメージリペア | モイストグロッシー | |
前 | (アミノ酸系) | ココイルグルタミン酸TEA(アミノ酸系) | ラウロイルメチルアラニンNa(アミノ酸系) | ラウロイルメチルアラニンNa
後 | オレフィン(C14-16)スルホン酸Na | オレフィン(C14-16)スルホン酸Na | オレフィン(C14-16)スルホン酸Na |
成分表を比較したい方はタップ!
シルキークレンズ
水、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、コカミドプロピルベタイン、コカミドメチルMEA、塩化Na、クオタニウム-33、海シルト、DPG、BG、アラニン、アルギニン、グルタミン酸、ペンチレングリコール、サガラメエキス、スサビノリエキス、マコンブエキス,、加水分解サケ卵巣膜エキス、サクシノイルアテロコラーゲン、マフノリ、ポリクオタニウム-10、ポリクオタニウム-50、(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解シルク、加水分解コラーゲン、イソステアロイル加水分解コラーゲン、加水分解ケラチン(羊毛)、加水分解シルク、ワカメエキス、シア脂、セラミドNG、セラミドNP、セラミドAP、海水、イソステアリン酸、コレステロール、ヒドロキシアパタイト、ベントナイト、ココイルグルタミン酸TEA、ココアンホ酢酸Na、ココイルメチルタウリンNa、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、ポリソルベート20、クオタニウム-18、PG、クエン酸、クエン酸Na、EDTA-2Na、フェノキシエタノール、安息香酸Na、香料
ダメージリペア
水、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、コカミドプロピルベタイン、ラウロイルメチルアラニンNa、ココイルグルタミン酸TEA、モロッコ溶岩クレイ、カオリン、粘土、マイカ、モンモリロナイト、海塩、加水分解ケラチン(羊毛)、加水分解シルク、加水分解コラーゲン、加水分解サケ卵巣膜エキス、サクシノイルアテロコラーゲン、イソステアロイル加水分解コラーゲン、セラミドNG、セラミドNP、セラミドAP、ヒドロキシエチルウレア、シア脂、ヒバマタエキス、加水分解コンキオリン、アルガニアスピノサ核油、アラニン、アルギニン、グルタミン酸、コカミドメチルMEA、ポリクオタニウム-10、ポリクオタニウム-50、ペンチレングリコール、塩化Na、イソステアリン酸、DPG、BG、コレステロール、ヒドロキシアパタイト、ポリソルベート20、キトサンヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、クオタニウム-18、クオタニウム-33、PG、クエン酸、クエン酸Na、EDTA-2Na、フェノキシエタノール、安息香酸Na、香料
モイストグロッシー
水、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、コカミドプロピルベタイン、ラウロイルメチルアラニンNa、コカミドメチルMEA、(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解ケラチン(羊毛)、クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体、クオタニウム-33、DPG、BG、加水分解シルク、アラニン、アルギニン、グルタミン酸、ペンチレングリコール、加水分解サケ卵巣膜エキス、サクシノイルアテロコラーゲン、ポリクオタニウム-10、イソステアロイル加水分解コラーゲン、加水分解コラーゲン、ポリクオタニウム-50、加水分解ケラチン(羊毛)、オレンジラフィー油、シア脂、セラミドNG、セラミドNP、セラミドAP、塩化Na、イソステアリン酸、カオリン、サンゴ末、ヒドロキシアパタイト、コレステロール、ココイルグルタミン酸TEA、オリーブ油PEG-7カルボン酸Na、ポリソルベート20、クオタニウム-18、PG、クエン酸、クエン酸Na、トコフェロール、EDTA-2Na、フェノキシエタノール、安息香酸Na、香料
オレフィン(C14-16)スルホン酸Naはサルフェート(硫酸)系と同じくらいの強洗浄力があり、ダメージ毛やカラー毛、乾燥肌や敏感肌の方は注意してほしい成分です。
リニューアル前のドロアスは(1,000円以下なのに)アミノ酸系洗浄主成分でコスパ○なシャンプーでしたが、リニューアル後は安価で強洗浄力のスルホン酸系となりこれは残念な点に。
ちなみに上記のオレフィン(C14-16)スルホン酸Naは泡立ちも良くコストを抑えやすいため、市販シャンプーの多くに配合されています。
最近はサルフェート(硫酸)系が避けられつつあり、代用としてオレフィンを配合してくるケースが多かったり。。
シャンプーの良し悪しは洗浄成分で決まると言っても過言ではないため、一番重要視したい洗浄成分が(良くない意味で)変わったのは残念な点でした。
リニューアル後のドロアスは、品質より利益重視してきたかな…というのが正直な感想です…。
いくつかの美容成分が追加配合
またリニューアル後のドロアスシャンプーでは、モデル別にいくつかの成分が追加配合されました。
追加された天然クレイ成分
シルキークレンズ | ダメージリペア | モイストグロッシー |
ベントナイト | カオリン | カオリン |
上記は天然のミネラルクレイ成分で、高い吸着力で皮脂汚れをすっきり落としてくれる効果あり!
追加された美容成分
シルキークレンズ | ダメージリペア | モイストグロッシー |
ヒドロキシプロピル加水分解シルク | キトサンヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド | ヒドロキシプロピル加水分解ケラチン |
髪の補修効果が高く、熱に反応して髪のコーティング効果あり。 ダメージ箇所の指通りや質感をUP! | 髪への吸着効果が高く、皮膜を形成。コンディショニング効果が高く、質感を滑らかにする。 | ダメージ補修効果が高く、熱に反応して髪のコーティング作用あり。 ダメージ箇所の指通りや質感をUP! |
その他コンディショニング成分はどのモデルもかなり似ており、約1,000円という価格帯を考えると贅沢な成分が配合されています。
その他コンディショニング成分(共通)
加水分解ケラチン | ダメージ部分に吸着し、バリア機能を高める。 |
---|---|
加水分解シルク | 肌や髪への保湿効果が高く、ハリコシ、指通りをUP。 |
加水分解コラーゲン | 保湿、保水性が高く、バリア機能を高める。 分子が細かく、浸透性、吸着性がかなり高い。 |
セラミドNG セラミドNP セラミドAP | セラミドの中でも特に保湿力の高いヒト型セラミド。 高い保湿力でバリア機能をUP。 |
アルガニアスピノサ核油 | 通称アルガンオイル。 高い保湿効果をもち、パサつきや枝毛を抑える。 |
ドロアスに配合されているコンディショニング成分はかなり優秀で、価格を考えるとかなり贅沢な処方になっています◎
商品パッケージの変更
リニューアル後は商品パッケージが下記のように変わっています。(一応ユニバーサルデザインとの事)
どれがいい?ドロアスシャンプー全3種類の違いや選び方
ドロアスシャンプーは基本3種類のラインナップになってますが、公式によると下記のように分類されています。
公式による違い
シルキークレンズ | ダメージリペア | モイストグロッシー |
軽い質感と柔軟感 | ダメージ補修 | 切れ毛を防いでツヤUP |
ただ実際に使ってみた感想としては、3つのモデルの配合成分はほとんど同じなため、個人的には(下記の)仕上がりの質感から逆算して選ぶのがおすすめ。
質感の違い
シルキークレンズ | ダメージリペア | モイストグロッシー |
サラサラ (軽め) | なめらか (サラサラしっとりの中間) | しっとり (重め) |
どのモデルも配合成分はかなり似ていて、配合量の違いで質感を調整してるイメージです。そのため仕上がりの質感から逆算して選ぶのがおすすめ○
サラサラ系が好きならシルキー、しっとり好きならモイスト、どちらもほしいならダメージリペアといった選び方がおすすめです!
またリニューアル後のドロアスシャンプーはどれも洗浄力が強くなってるため、基本的にはすっきり皮脂汚れを洗いたい方や、健康毛〜ダメージ少なめの方向けのシャンプーに。
その他細かい違いは下記の表を参考にしてください。
新ドロアスシャンプーの違い
シルキークレンズ | ダメージリペア | モイストグロッシー | |
質感 | サラサラ (軽め) | なめらか (サラサラしっとりの中間) | しっとり (重め) |
価格(税込) | ¥1,100 | ¥1,100 | ¥1,100 |
内容量 | 400ml | 400ml | 400ml |
洗浄力 | 強め | 強め | 強め |
泡立ち | よい | よい | よい |
香り | ブリージーサボン (控えめな石鹸系) | リフレッシュフローラル (控えめなフローラル系) | クラシックフルーティー (控えめな柑橘系) |
【Q&A 】ドロアスシャンプーの知っておきたい質問
まとめ リニューアル後のドロアスは、仕上がりの質感から逆算して選ぼう
リニューアル後のドロアスシャンプーは基本的な成分内容が似ており、配合量を調整する事で質感を変えてきたイメージに。
どのモデルもすっきりとした洗い心地が特徴なため、皮脂汚れを落としたい方や頭皮のベタつき気になる方に相性よし。
また選び方としては好みの質感から決めるのがおすすめです。
新ドロアスシャンプーの質感違い
シルキークレンズ | ダメージリペア | モイストグロッシー |
サラサラ (軽め) | なめらか (サラサラしっとりの中間) | しっとり (重め) |
サラサラ系が好きならシルキー、しっとり好きならモイスト、どちらもほしいならダメージリペアといった選び方がおすすめです!
是非シャンプー選びの参考にしてください。