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ドライシャンプーのデメリットと正しい使い方|頭皮トラブルを防ぐポイントを美容師が解説

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ドライシャンプーは水を使わずに髪と頭皮をスッキリできる便利なアイテム。

しかし最近では「使いすぎて頭皮がかゆい」「抜け毛やフケが増えた気がする」といった一部の声も。

ドライシャンプーは正しい使い方をすればとても便利なアイテムですが、使い方を間違えるとトラブル要因にも。こちらの記事では、ドライシャンプーのデメリットや使い方をまとめたので参考にしてください!

この記事の監修者

訪問美容室Ringo
  • 外出が難しい方へ出張美容サービスを展開
  • 三重県の一部地域(津〜四日市)で活動中
  • 介護施設〜居宅までご希望の場所へ訪問
  • ご予約 & メニュー料金はこちらから
美容師 大脇貴志
  • 三重県の 訪問美容室Ringo 代表
  • 日本化粧品検定特級コスメコンシェルジュ
  • 化粧品成分1級(成分上級スペシャリスト)
  • 運営者情報は こちらから

りんごの市販シャンプー解析では、成分表だけではなく、実際に美容師が購入&使用して比較レビューしています。
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ドライシャンプーとは?目的と種類を簡単におさらい

市販のドライシャンプーシリーズ
ドライシャンプーとは?

水を使わずに頭皮や髪の汚れ・皮脂・匂いを手軽にリフレッシュできるアイテム。

ドライシャンプーは「水なしで使えるシャンプー」の総称で、以下のような目的で使われます。

ドライシャンプーの用途例
  • 忙しい朝や体調不良でお風呂に入れないときの代替洗髪
    汗や皮脂を手早くオフし、ニオイを軽減できる
  • 外出先・旅行・キャンプ・災害時の水のいらないケア
    水場がない環境でもサッとリフレッシュできる
  • スポーツやジム後のリフレッシュ目的
    運動後の汗やニオイ対策に◎
  • 前髪やトップのふんわりスタイリング補助
    ペタついた根元のボリューム出しにも便利
  • 介護や入院中など、洗髪が難しい場面の衛生ケア
ドライシャンプーのおすすめ用途例の図解

またドライシャンプーといっても様々なタイプがあり、それぞれで用途や使い道は変わってきます。

下記にタイプごとの特徴をまとめたので参考にしてください!

ドライシャンプーの特徴別おすすめタイプ

ドライシャンプーの種類別の効果やおすすめタイプ図解
スクロールできます
スプレータイプミストタイプフォームタイプ
※泡タイプ
シートタイプ
※拭き取りタイプ
パウダータイプ
特徴
皮脂吸着パウダーでサラサラに。即効性あり。

水分が含まれ、保湿しながらリフレッシュ。

泡タイプで、頭皮マッサージしながら使える。

頭皮を直接拭いて皮脂や匂いをオフできる。

手で揉み込むタイプ。メイク直しや持ち運びに便利。
おすすめ頭皮のベタつきやニオイが気になる汗っかき、運動後に使いたいしっかりめの使用感を求める方外出先や介護・災害時など水が使えない場面で使いたいペタつく前髪や頭頂部のボリューム調整したい

ドライシャンプーの主なデメリット

ドライシャンプー
ドライシャンプーのデメリット
  • 皮脂や汚れが落ちきらずスッキリ感が物足りないことも(洗浄力はいまいち)
  • ドライシャンプーだけに頼りすぎると頭皮トラブルの原因にも
  • 一部の方には刺激性のある成分もあり

皮脂や汚れが落ちきらずスッキリ感が物足りないことも(洗浄力はいまいち)

ドライシャンプー

ドライシャンプーはあくまで応急処置アイテム。

皮脂や汗、匂いの原因に吸着し、拭き取る&揮発させることで除去しますが、整髪料や酸化した皮脂までしっかり落とす力はなく、髪や頭皮の「見た目の清潔感」を整えるだけのイメージに近いです。

ドライシャンプーの使用イメージ

また香りもしっかり洗浄してるわけではなく「マスキング」に近い役割なため、長時間そのままにすると、かえって頭皮臭が悪化する可能性も。

皮脂や汗をすっきりしたい、頭皮臭が気になる…なんて時に素早くリフレッシュできるのがドライシャンプーです。ただ一般的なシャンプーのようなすっきり感を求めて使用するのはおすすめしません。

ドライシャンプーだけに頼りすぎると頭皮トラブルの原因にも

頭皮トラブル

「毎朝ドライシャンプーだけで済ませている」という方は要注意。

汚れをきちんと落とさない日が続くと、かゆみ・フケ・抜け毛といったトラブルに繋がる恐れがあります。

特に皮脂分泌の多い方や、整髪料を毎日使う方には不向き。ドライシャンプーは「非常時の補助アイテム」と割り切り、通常のシャンプーと併用するのが鉄則です。

一部の方には刺激性のある成分もあり(アルコール成分が高配合になりやすい)

ドライシャンプーで配合されやすいエタノール(アルコール成分)

多くのドライシャンプーには、アルコール・合成香料・吸着パウダーなどの成分が含まれています。

これらは即効性がある一方で、頭皮に残留しやすく、敏感肌や乾燥肌の方には刺激になる場合も。

特にアルコール成分のエタノールに刺激性を感じやすい方は要注意。

ドライシャンプーで配合されやすいエタノール(アルコール成分)
ドライシャンプーはエタノール配合量が多めになりやすいです

エタノールは揮発性や速乾性が高くサラッとした質感をつくりやすいです。また清涼感を出しつつ頭皮臭を抑えやすいため、ほとんどのドライシャンプーで高配合されやすい成分でもあり。

ただその便利な性質の反面、エタノールは肌を乾燥させやすいため、乾燥肌や敏感肌の方は注意しましょう。

実はメリットもたくさん!ドライシャンプーのおすすめ使用シーン

ドライシャンプー

ドライシャンプーのデメリットを書きましたが、用途にあわせた正しい使い方をすれば便利なアイテムであることは間違いありません。

こんなシーンにおすすめ!

  • 汗や皮脂を素早くすっきりさせる
  • 日中の頭皮臭を抑える
  • 旅行や入院時など水が使えないシーンでの必需品に
  • ペタつく前髪や後頭部をふんわりさせる
  • リフレッシュ目的で使う
ドライシャンプーのおすすめ用途例の図解

またドライシャンプーは携帯性が抜群なところも大きなメリット!夏など汗をかきやすい時期はカバンに1つ入れておきたいアイテムに◎

ドライシャンプーの正しい使い方!スプレー、ミスト、泡、シート、パウダー別に紹介

ドライシャンプーの種類別の効果やおすすめタイプ図解

ドライシャンプーは「タイプごと」で使い方が変わります。下記に使い方イメージをまとめたので参考にしてください。

スクロールできます
タイプ特徴正しい使い方

スプレー
(LPGガス噴射)
サラサラ感・速乾性に優れる髪や頭皮から15cmほど離してスプレーし、指で軽くもみ込む。皮脂や汗が気になる場合は地肌にしっかり届かせるように噴射。

ミスト
爽快感・香り重視頭皮と髪に軽くスプレーして手ぐしやブラシでなじませる。汚れが気になるならタオルドライもする。寝ぐせ直しにも◯。

フォーム
泡状で出て、しっかりめの使用感適量を手に取り、頭皮や髪に揉み込んで使用。その後タオルでしっかりふき取る。しっかり汚れを落としたい時は蒸しタオルで拭き取り、ドライヤー仕上げがおすすめ。

シート
シートで拭き取るだけなのでかんたん髪の分け目や頭皮を中心に、優しく拭き取るように使用。拭き取るだけなのでシンプルでかんたんに使いやすい。

パウダー
皮脂吸着に優れ、前髪や根元のスタイリング直しに◎汗や皮脂が気になる箇所に、手やパフで適量を地肌にのせ、指でなじませたあとブラシで整える。つけすぎると白浮きしやすいので注意しよう。

まとめ|デメリットを知って、賢くドライシャンプーを使えば怖くない

市販のドライシャンプーシリーズ

ドライシャンプーはあくまで「補助的なケアアイテム」として活用するのがおすすめです。

使い方を誤ると頭皮トラブルの原因にもなりますが、用途に合わせた正しい使い方をすれば、忙しい現代人の強い味方になるアイテムに!

タイプ別の特徴とおすすめ

スクロールできます
スプレータイプミストタイプフォームタイプ
※泡タイプ
シートタイプ
※拭き取りタイプ
パウダータイプ
特徴
皮脂吸着パウダーでサラサラに。即効性あり。

水分が含まれ、保湿しながらリフレッシュ。

泡タイプで、頭皮マッサージしながら使える。

頭皮を直接拭いて皮脂や匂いをオフできる。

手で揉み込むタイプ。メイク直しや持ち運びに便利。
おすすめ頭皮のベタつきやニオイが気になる汗っかき、運動後に使いたいしっかりめの使用感を求める方外出先や介護・災害時など水が使えない場面で使いたいペタつく前髪や頭頂部のボリューム調整したい

下記ではドライシャンプーのおすすめや選び方をまとめたので、あわせてこちらも参考にしてください。

当メディアは全ての商品を実際に使用し、美容師目線で正直にレビューしています。しかし記事内容は個人の体験談や感想をまとめたものであり、必ずや効果や安全性を保証するものではない事をご了承ください。また価格は記事執筆時時点のものであり変動する可能性もあります。

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