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ドライシャンプーの汚れはどこへ?効果や仕組みを美容師がわかりやすく解説

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「ドライシャンプーの汚れはどこへいく?」「本当に汚れは落ちてるの?」といった疑問を感じたことはありませんか?

ドライシャンプーはお湯で洗い流さないため「汚れがちゃんと落ちているのか」「逆に頭皮に残ってしまっているのでは?」と不安に思う方も多いはず。

この記事では、ドライシャンプーの仕組みや正しい使い方を美容師がまとめたので参考にしてください!

この記事の監修者

訪問美容室Ringo
  • 外出が難しい方へ出張美容サービスを展開
  • 三重県の一部地域(津〜四日市)で活動中
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美容師 大脇貴志
  • 三重県の 訪問美容室Ringo 代表
  • 日本化粧品検定特級コスメコンシェルジュ
  • 化粧品成分1級(成分上級スペシャリスト)
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りんごの市販シャンプー解析では、成分表だけではなく、実際に美容師が購入&使用して比較レビューしています。
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【仕組み】ドライシャンプーの汚れはどこへ行くの?

市販のドライシャンプーシリーズ
ドライシャンプーで汚れは落ちる?

一部の汚れは落ちるが完全には落ちません。

ドライシャンプーは皮脂や汗、匂いの原因を「吸着」または「分解」して、拭き取る&揮発させることによって除去しますが、タイプごとで仕組みは変わります。

下記に「タイプごとの洗浄の仕組み」をまとめたので参考にしてください!

タイプ主な成分洗浄の仕組み
スプレー式
LPGガス・水・アルコール
汚れを浮かせてアルコール成分が揮発
※ただし拭き取りした方が汚れはしっかり落とせる
ミスト式
水・アルコール・精油など
軽い皮脂を分解しアルコール成分が揮発
※ただし拭き取りした方が汚れはしっかり落とせる
フォームタイプ
水・界面活性剤
泡+拭き取り効果による洗浄でしっかり落としやすい
シートタイプ
水・アルコール
拭き取りによって皮脂や汚れを直接除去できる
パウダータイプ
シリカ・コーンスターチ等
皮脂を吸着→ブラッシングで除去

スプレー → 汚れを浮かせて揮発&拭き取り

スプレータイプのドライシャンプー

スプレータイプのドライシャンプーは、皮脂や匂いを浮かせる成分がLPGガスで噴射され、一部はアルコールとともに揮発します。

しかし浮いた皮脂などは頭皮に残りがちなため、気になる場合はタオルで拭き取りしたり押さえるのが理想的です。

ドライシャンプーの中でも素早くスッキリできるのがスプレータイプ。仕上がりもサラッとした質感になりやすく、汗をかくシーンやリフレッシュしたい時に活躍します◎

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ミスト → エタノールで皮脂を軽く分解、拭き取り推奨

ミストタイプのドライシャンプー

ミストタイプのドライシャンプーは、アルコール成分(エタノール)や精油成分が皮脂をゆるめて軽く揮発させるため、軽い匂いやベタつき対策に◎。

ただしこちらも拭き取りを併用することで清潔感が持続します。(スプレーより水分が多めなため、人によってはよりベタつくこともあり注意)

ミストタイプのドライシャンプーはスプレーより穏やかな設計で、さっぱりしつつも保湿感ある使用感になりやすいです。

フォームタイプ → 泡で汚れを包み込み、タオルで拭き取る

フォーム泡タイプのドライシャンプー

ムース状の泡が出てくるフォームタイプのドライシャンプーには、水分と界面活性剤が含まれ軽い洗浄効果もあり。

一般的なシャンプーと近い使用感で洗浄でき、さいごにタオルで拭き取ることで、皮脂やホコリ、スタイリング剤の残留物も落としやすいです。

ドライシャンプーの中では洗浄力が高めで、使用後のスッキリ感も強め。しっかりした使用感を求める方はフォームタイプがおすすめ◎

泡タイプのおすすめドライシャンプーはこちら

シートタイプ → 直接拭き取りで汚れを除去

シートタイプのドライシャンプー

ウェットティッシュのように使えるシートタイプのドライシャンプーは、直接皮脂や汗をふき取ることで汚れを落とすことができます。

頭皮や髪をやさしくなでるだけで、匂いやベタつきをピンポイントでケアできるシートタイプのドライシャンプー。

持ち運びにも便利で、拭き取るだけなので誰でもかんたんに使えるシンプルさが一番の魅力です◯

パウダータイプ → 皮脂を吸着しブラッシングで除去

ポンポンパウダー

こちらはドライシャンプー…というよりかはメイク直しで重宝するポンポンパウダー。(皮脂やベタつきを抑えるという意味で優秀なため紹介)

「ポンポンパウダー」と呼ばれることもあるパウダータイプは、シリカ・コーンスターチ等の成分が皮脂を吸収しボリュームアップ効果もあり。

ふんわりしたヘアスタイルの女性

パウダータイプは皮脂やベタつきを抑えサラッとふんわりした仕上がりやすいですが、やりすぎると粉が白浮きすることもあるので注意。(その場合はブラシやタオルドライで落としましょう)

たとえば皮脂や汗で「前髪セットが崩れる…」「頭頂部がペタッとなってきた…」なんてシーンで活躍するのがポンポンパウダーです。携帯性抜群なので、汗が気になる女性はマストアイテムの1つ!

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どんな時に活躍?ドライシャンプーは「一時しのぎ」として優秀

市販のドライシャンプーシリーズ

美容師の立場から言うと、ドライシャンプーはあくまで「お湯での洗髪の代替」であり、常用するものではありません。

とはいえ状況によっては洗髪ができないシーンもあり、そんな時の「一時しのぎ」として優秀なアイテムに!

ドライシャンプーの用途例
  • 忙しい朝や体調不良でお風呂に入れないときの代替洗髪
    汗や皮脂を手早くオフし、匂いを軽減できる
  • 外出先・旅行・キャンプ・災害時の水のいらないケア
    水場がない環境でもサッとリフレッシュできる
  • スポーツやジム後のリフレッシュ目的
    運動後の汗や匂い対策に◎
  • 前髪やトップのふんわりスタイリング補助
    ペタついた根元のボリューム出しにも便利
  • 介護や入院中など、洗髪が難しい場面の衛生ケア
ドライシャンプーのおすすめ用途例

ドライシャンプーはあくまで「一時的な清浄手段」なので、皮脂や汚れを完全に取り除けるわけではありません。スッキリ感を高めるには、使用後に拭き取りやブラッシングをするのがおすすめです!

またドライシャンプーのデメリットや使い方は下記の記事でも詳しくまとめています。

ドライシャンプーは毎日使ってもいい?

ドライシャンプー

ドライシャンプーは完全に汚れを洗い流すことはできないため、ドライシャンプーだけに頼る生活を毎日続けるのは基本的におすすめはできません。

しかし使用シーンにあわせた正しい使い方をするなら、毎日の使用でも問題はなし。

毎日洗髪できるなら、ドライシャンプーを毎日使って問題なし

洗髪

たとえばリフレッシュ目的や日中の汗対策等でドライシャンプーを使用し、夜にはお湯とシャンプーでしっかり洗い流すという生活なら毎日使ってもOK。

むしろベタつきを抑えたり、髪の根元をふんわりさせたりと、スタイリングの仕上がりが良くなるメリットも!

入院や病気などで洗髪できない状況では、他のケアと併用を

ドライシャンプーとタオル

また人によっては入院中や病気、または介護・災害時などで、お湯での洗髪が困難な状況が続く場合もあります。

このようなケースでは、ドライシャンプーに加えて以下のようなケアを併用するのが効果的です。

  • 蒸しタオルで頭皮を温めて拭き取る(皮脂や汗が浮きやすくなります)
  • ブラッシングでホコリや皮脂を除去する(血行促進や頭皮マッサージ効果も)
  • 頭皮用の保湿ミストや拭き取りシートでリフレッシュする

なるべく「お湯でしっかりリセットする日」を定期的につくるのが理想ですが、難しい場合は上記を取り入れてリフレッシュしましょう。また地域によっては「訪問美容サービスで洗髪」をしてくれるお店があるか探してみるのも方法の1つです。

まとめ|ドライシャンプーの汚れは「吸着・揮発・拭き取り」で除去される!

ドライシャンプーの種類とタイプ別の効果の図解

「ドライシャンプーの汚れはどこへ…」と感じるのはごく自然なことですが、吸着・拭き取り・揮発というメカニズムで頭皮や髪をリフレッシュする効果はあり。

とはいえ完全に汚れを落とす効果はないため、基本はお湯での洗髪をメインに、ドライシャンプーは「補助的に使う」のがベスト。

忙しい朝、災害時、体調不良のときなど、状況に応じて上手に取り入れてみましょう!

下記ではドライシャンプーのおすすめを用途別にまとめてあるので、商品選びの参考にしてくださいね。

当メディアは全ての商品を実際に使用し、美容師目線で正直にレビューしています。しかし記事内容は個人の体験談や感想をまとめたものであり、必ずや効果や安全性を保証するものではない事をご了承ください。また価格は記事執筆時時点のものであり変動する可能性もあります。

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