シャンプー成分のグリセリンはどんな効果がある?美容師がわかりやすく解説
成分名 | グリセリン |
医薬部外品成分表示名 | グリセリン、濃グリセリン |
用途 | 保湿 |
- 頭皮や髪を保湿し、乾燥を防ぐ
- しっとりした質感をつくりやすくする
- 髪の柔らかさと滑らかさUP
グリセリンは安全性が高く多くの製品に配合される成分ですが、本記事ではグリセリン配合によるシャンプー効果にのみ絞って美容師が解説します。
シャンプーに含まれるグリセリンの効果
多くのシャンプーに配合されている成分の一つであるグリセリン。
一言まとめると「保湿」効果に優れた成分になります。
高い保湿効果があるため、シャンプーなどのヘアケア用品以外でもスキンケア、ボディケア用品などにも幅広く使われていますよ。
高い保湿効果
グリセリンは水分を引き寄せて保持する性質があり、髪や頭皮に潤いを与える効果があり。(高い保湿効果)
これにより乾燥やかゆみを防ぎ、健康な頭皮環境を維持する働きにも期待。
またグリセリンは高い保湿効果から、様々な製品に配合されている成分でもあります。
グリセリンが配合されている製品例
ヘアケア製品 | シャンプー、コンディショナー、ヘアトリートメント、ヘアマスク、ヘアオイルなど、髪に潤いを与えるために配合 |
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化粧品 | スキンケア製品(化粧水、乳液、クリーム、美容液)、メイクアップ製品(ファンデーション、プライマー)、マスクパックなど、保湿効果を与えるために配合。 |
ボディケア | ボディローション、ボディクリーム、ボディウォッシュ、ハンドクリーム、フットクリームなど、肌の保湿や柔らかさを向上させるために配合。 |
口腔ケア | 歯磨き粉、マウスウォッシュ、口内炎治療薬などに配合。(口内の乾燥を防ぎ、唾液の分泌を促進) |
しっとりした質感をつくりやすい
グリセリンは保湿効果が高いため、しっとりした質感(仕上がり)をつくりやすくする成分でもあります。
シャンプーにはたくさんの成分が入ってるため一概になんとも言えませんが、グリセリン配合量が多いとしっとり感をつくりやすくなります。
化粧品では配合が多い順で成分が記載されています。
例えば下記商品は、グリセリンが(水の次に)一番多い珍しいシャンプーでもあります。
基本水の次は洗浄成分がくる事が多いですが、上記シャンプーは洗浄成分よりグリセリンを多く配合。
そのため仕上がりがしっとりした質感になりやすく、保湿効果に力を入れているシャンプーなんだな〜と考える事ができます。
逆にオイリー肌の方だと、グリセリンが多いと余計ベタつく…なんてなりやすいので注意しましょう。
髪の柔らかさと滑らかさをUP
グリセリンは髪の表面に薄い保護膜を形成し、髪の柔らかさと滑らかさをUPさせる効果にも期待できます。
また髪を絡みにくくし、手触りや質感向上にも期待。
髪が硬い方はグリセリンなど入って「保湿効果」の高い商品を使う事で、しっとり柔らかい仕上がりをつくりやすくなりますよ^_^
是非シャンプー選びの参考にしてください。