【成分解析】アノブシャンプーはどう?2種類の違いを美容師が解説&口コミ評価


韓国発のヘアケアブランドで話題のUNOVE(アノブ)シャンプーシリーズ。
- ダメージリペア(ダメージケア向き)
- フリズカーミングコントロール(うねりケア向き)





こちらの記事では、2種類の違いや成分解析、実際に使ってみた感想をまとめてみました!購入を検討してる方は参考にしてください。
【比較表】UNOVE(アノブ)シャンプー2種類の違い
![]() ![]() ダメージリペア | ![]() ![]() フリズカーミングコントロール | |
| おすすめ度 | ||
| 価格 | 1,600円前後 | 1,600円前後 |
| 内容量 | 500ml | 500ml |
| コンセプト | ダメージリペア向け | うねりケア向け |
| 主な洗浄成分 | ラウレス硫酸Na ラウリル硫酸アンモニウム コカミドプロピルベタイン | オレフィン(C14-16)スルホン酸Na ラウラミドプロピルベタイン コカミドプロピルベタイン ラウロイルメチルアラニンNa |
| 洗浄力 | かなり強め | 強め |
| 仕上がり | サラサラ | なめらか |
| 1本の消費期間目安 ※2プッシュ(6mlで計算) | 約3ヶ月 | 約3ヶ月 |
| 香り | 甘くさらっと香るフルーツフローラルムスク | フレッシュなペアーと上品なアイリスムスク |
成分表はこちらをタップ
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ダメージリペア
水、ラウレス硫酸Na、ラウリル硫酸アンモニウム、コカミドプロピルベタイン、DPG、香料、PPG-3ミリスチル、安息香酸Na、ポリクオタニウム-10、塩化Na、カプリリルグリコール、ヒドロキシプロピルグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、クエン酸、フェノキシエタノール、ペンテト酸5Na、システイン、加水分解コラーゲン、BG、加水分解シルク、1,2-ヘキサンジオール、グリセリン、セイヨウハッカ葉エキス、カミツレ花エキス、タイマツバナ葉エキス、ローズマリー葉エキス、フリージアエキス、ラベンダーエキス、加水分解ケラチン、加水分解ダイズタンパク、加水分解トウモロコシタンパク、カラスムギタンパクエキス、加水分解アボカドタンパク、エチルヘキサンジオール、シルクアミノ酸、ツバキ種子油、オリーブ果実油、エチルヘキシルグリセリン、アルガニアスピノサ核油、マカデミア種子油、ヒマワリ種子油、ロイシン、タウリン、イソロイシン、バリン、アスパラギン酸、オルニチン、グルタミン酸、グリシン、グルタミン、シスチン、メチオニン、チロシン、リシン、アラニン、フェニルアラニン、セリン、トリプトファン、トレオニン、アルギニン、アスパラギン、プロリン、ヒスチジン、シトロネロール、ゲラニオール、ヘキシルシンナマル、リモネン
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フリズカーミングコントロール
水、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、ラウラミドプロピルベタイン、コカミドプロピルベタイン、ラウロイルメチルアラニンNa、ヘキシレングリコール、塩化Na、スルホコハク酸ラウレス2Na、リンゴ果実エキス、加水分解シルク、加水分解野菜タンパク、加水分解ケラチン、加水分解ダイズタンパク、レウコノストック/ダイコン根発酵液、加水分解コラーゲン、シルクアミノ酸、ヤシ油アルキルグルコシド、デシルグルコシド、カプリリルグリコール、クエン酸、ポリクオタニウム-10、クエン酸Na、ポリクオタニウム-22、ココイルイセチオン酸Na、フィチン酸Na、ラウラミドMIPA、トリヒドロキシステアリン、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、エチルヘキシルグリセリン、1,2-ヘキサンジオール、ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム、シクロヘキサシロキサン、マルトデキストリン、トコフェロール、ペンチレングリコール、変性アルコール、セテアリルアルコール、安息香酸Na、香料、リナロール、ヘキシルシンナマル、サリチル酸ベンジル、シトロネロール、リモネン、クマリン
【成分解析】アノブシャンプーダメージリペアとフリズカーミングコントロールの特徴


アノブシャンプーのモデル別のコンセプトはこちら。
![]() ![]() ダメージリペア | ![]() ![]() フリズカーミングコントロール |
| ダメージリペア向け | うねりケア向け |
共にヘアケア向けシャンプーとなってますが、成分解析と使用感をまとめるとこちら。
- どちらもサルフェート系やオレフィン系洗浄主成分で洗浄力はかなり強め
- コンディショニング成分は豊富だが、ベースの洗浄力は強めでヘアケア視点では注意点も
- アノブはとにかくすっきり洗いたい方向けで、軽めの質感が好きな方におすすめ
どちらもサルフェート系やオレフィン系洗浄主成分で洗浄力はかなり強め


シャンプーの(水の次に配合量が多い)洗浄成分はどちらもサルフェート系やオレフィン系処方で、洗浄力はかなり強めになっています。
タップで切替できます!
| 成分名 | 洗浄力&刺激性 | 特徴 |
|---|---|---|
| ラウレス硫酸Na | 強め | 硫酸(サルフェート)系洗浄成分。洗浄&脱脂力が強力で、泡立ちの良さが特徴。安価で市販シャンプーに多く使われる。 |
| ラウリル硫酸ナトリウム | かなり強め | 硫酸系界面活性剤。洗浄&脱脂力が強力で、刺激を感じやすいことも。肌への浸透&残留性もあり、頭皮トラブルの要因になることも。 |
| コカミドプロピルベタイン | マイルド | ベタイン系洗浄成分。マイルドかつ低刺激で、ベビーシャンプーなどにも配合されやすい。 |
ダメージリペアの洗浄成分にはラウレス硫酸やラウリル硫酸といったサルフェート系洗浄成分をメインで配合。
ベタイン系もいれつつマイルド寄りに調節はしてますが、全体的な洗浄力はかなり強めな処方になっています。


注意点としては、ラウリル硫酸は洗浄力がかなり強いだけでなく、肌への浸透&残留性もあり、頭皮トラブルの要因になりやすいこと。
洗浄力が強く汚れを落としやすいが、分子が小さい事で浸透性&残留性が高く、肌や髪のたんぱく質を変質(たんぱく変性)させてしまう危険性も。
皮膚ではかぶれや赤み、痒みトラブル、髪はパサつく、ゴワつく、薄毛、最悪の場合は脱毛といったトラブル要因にも。



ただアノブのダメージリペアはラウレス硫酸だけでなく、ラウリル硫酸もWで配合しているなかなか今では見られない成分構成に…。


ダメージリペア、フリズカーミングコントロール共に洗浄力や脱脂力は強めな処方なため、かゆみや赤みがでやすい乾燥肌や敏感肌タイプは気をつけてほしい点でもあります。




シャンプーの成分構成やサルフェート注意点はこちらをタップ!
シャンプーは約70%前後が水でできており、約20%が洗浄成分、残りの10%にコンディショニング成分や香料、防腐剤などが配合されてりイメージです。


つまりシャンプーでもっとも重要なのは洗浄成分であり、ここで全てが決まるといっても過言ではありません。
例えばカラーやダメージ毛を優しくケアしたい…そんな方はいくら補修、保湿成分が入っていても、もとの洗浄力が強めな処方だと色落ちや傷みが進行しやすいので注意が必要です。


また一般的な市販シャンプーは(コストが安く強洗浄力な)ラウレス硫酸が入ってるシャンプーが多いです。
さっぱり洗いたい方にはいいですが、頭皮や髪のバリア機能まで落としてしまう可能性もあり、トラブルの原因にもなりやすいため注意したいところ。


下記では(洗浄力や刺激性が強めの)サルフェート系やオレフィン系成分を一切配合していない市販シャンプーをまとめていますので、ぜひお役立てください。


コンディショニング成分は豊富だが、ベースの洗浄力は強めでヘアケア視点では注意点も


アノブシャンプーはダメージリペア、フリズカーミングコントロール共にヘアケア成分がたくさん配合されています。
タップで切替できます!
| 成分名 | 特徴 |
|---|---|
| 加水分解ケラチン | 傷んでスカスカになった髪の内部に入り込み、ハリやコシを補ってくれる定番補修成分。ブリーチ毛やアイロン毛との相性◎ |
| 加水分解シルク | 指通りの悪さやパサつきを埋めるように補い、さらっとツヤを与える成分。仕上がりをなめらかに整えてくれる。 |
| 加水分解コラーゲン | しっとり感の底上げに強い保湿系成分。ダメージで乾燥しやすい髪に潤いを足してくれる。 |
| カラスムギタンパクエキス(オートミールタンパク) | 表面を薄く整えるようなコーティング力があり、キューティクルの乱れを落ち着かせる働き。ツヤ感アップにも◎ |
| 加水分解ダイズタンパク | ハリ感アップに強い植物性タンパク。細毛や柔らかい髪の補強向き。 |
| 加水分解トウモロコシタンパク | へたりやすい髪に弾力を出しやすい補修タンパク。熱ダメージ毛のフォローにも使われやすい。 |
| シルクアミノ酸 | 毛先のパサつきやガサつきを柔らかく整えやすい。仕上がりのつるん感がUP。 |
| ロイシン・イソロイシン・バリンなどアミノ酸群 | 髪の内部補修の土台になる成分で、ダメージ毛のごわつきやパサつきのケアをサポート。 |
| ツバキ種子油・アルガン油・オリーブ油・マカデミア油・ヒマワリ油 | オイルの中でも髪なじみがよく、保湿+ツヤ出しに強いラインナップ。乾燥毛の表面補修効果も。 |



ダメージリペアは、内部補修を加水分解ケラチンやアミノ酸類で、表面補修 を加水分解シルク/カラスムギタンパク/植物オイル類で整えるイメージです!
アノブはとにかくすっきり洗いたい方向けで、軽めの質感が好きな方におすすめ


アノブシャンプーの仕上がりイメージ
![]() ![]() ダメージリペア | ![]() ![]() フリズカーミングコントロール |
| サラサラ・ふんわり | なめらか・乾燥毛向け |



軽めな質感が好きな方はダメージリペアを、少ししっとり感もほしい方はフリズカーミングコントロールがおすすめです!
ただ注意点としては、先ほども解説した通り、どちらもベースの洗浄力は強めなため、カラー毛やダメージ毛だと指通りの悪さが気になる可能性も。


どんなにコンディショニング成分を良くしようと、シャンプーは「洗浄成分」の割合が多く占めるため、ベースの洗浄力が強いとヘアケア視点ではいまいちおすすめしにくい点も。デリケートな服は優しく洗わないとボロボロになりやすいのと同じで、カラーやダメージ毛はマイルドな洗浄力のシャンプーで優しくケアするのがおすすめです。







いくらコンディショニング効果をあげようと、ベースとなる洗浄力が強いと、極端な話「髪を傷めながら補修している」というなんとも本末転倒な結果に…。
そのためアノブシャンプーは、ダメージリペア、フリズカーミングコントロール共に、頭皮をすっきり洗いたい方向けのシリーズと言えそうです。(ハード系やバームなどのスタイリング剤をしっかり落としたい方にも向いてると感じました!)
【口コミ】アノブシャンプーダメージリペア購入者の声をチェック


実際にアノブシャンプーダメージリペアを使用している方の、参考になりそうな口コミをピックアップしてみました。
いい口コミ
悪い口コミ
他の口コミはこちらから
まとめ → アノブは仕上がりは良いが「ダメージ向け」「うねりケア」としては惜しいシャンプー


アノブシャンプーはダメージリペア、フリズカーミングコントロールどちらもスッキリ洗える気持ちよさと、乾かしたあとのまとまり感は体感しやすいです。
ただ、「ダメージリペア」「うねりケア」視点で見ると洗浄力が強めで、せっかくの補修成分が十分にいきにくい処方なのは正直惜しいところ。


香りや仕上がりの演出を重視する「韓国系シャンプーらしさ」は感じられるため、ダメージ少なめの方やすっきり洗いたい方には相性の良い1本。



一方で、ダメージ毛やカラー持ちを優先したい方、乾燥肌タイプでかゆくなりやすい方は、洗浄力がマイルドなシャンプーを選ばれることをおすすめします。
ぜひシャンプー選びの参考にしてください。
下記ではダメージケア向きの市販シャンプーをまとめてますので、あわせて参考にしてください。
















