プルント コントロールシャンプー(緑)を成分解析!美容師が使い心地を正直レビュー
- プルント コントロール美容液シャンプーはどう?
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なめらかな指通りのよい仕上がりが○! ただ洗浄力は強めなので、カラー毛やダメージ毛にはあわないかも。
今回はプルント コントロールシャンプー(緑)を美容師が解析&レビュー。
プルントは「貯水美容」をテーマに、うるおいを追求したヘアケアシリーズに!こちらの記事では「うねりケア」に特化したコントロールを解析!
プルントシャンプー4種類の違いはこちらから
まずはじめに結論から書くと、プルント コントロールシャンプーはなめらかな指通りで、まとまり感や仕上がりの良さを体感しやすいシャンプーでした。
ただ気になる点としては、全体的に洗浄力が強めなため、優しくケアしたいダメージ毛やカラー毛となるとおすすめしにくい点もあり。
仕上がりなどの使用感はよかったですが、強めな洗浄力は頭にいれておきたいところ。同価格帯では(ヘアケアに最適な)マイルドな洗浄力で処方された商品が増えてるため、コスパ目線ではいまいちというのが正直な感想でした。
プルント コントロールシャンプーの基本情報 & 評価
商品名 | プルント コントロールシャンプー |
---|---|
価格 | ¥1,540(税込) |
メーカー | アンド・ナイン株式会社 |
主な洗浄成分 | ベタイン×スルホン酸 |
洗浄力 | 強め |
内容量 | 380ml |
1回のコスト目安 ※2プッシュ(6mlで計算) | 約24円 |
1本の消費期間目安 ※2プッシュ(6mlで計算) | 約2ヶ月 |
香り | ホワイトアクアサボンの香り/ シャンプー ホワイトフリージアサボン/ トリートメント |
購入先 | ドラッグストア バラエティショップ ネット通販 |
当メディアの評価
- 髪内部の水分バランスを整えやすい
- 指通りがよく、うねりを抑えやすい
- 泡立ちがいい
- スタイリッシュで高級感あるボトルデザイン
- シャンプートリートメントで別の香りを楽しめる
- 洗浄力が強め
- 量がやや少なめ
- コスパ感は微妙
プルント コントロールシャンプー(緑)の成分解析
- 洗浄力は強めですっきり洗いたい方向き!ただダメージ毛やカラー毛はおすすめしにくい点も
- コンディショニング効果は? → 浸透性に優れたヒアルロン酸で、水分バランスを整えやすい!
- 質感はなめらか系!うねりを抑えたい方や指通りが気になる方に○!
- 香りは? → ホワイトアクアサボンで、爽やかフルーティ系の香り
成分表はこちらをタップ!
水、ラウラミドプロピルベタイン、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、ラウロイルメチルアラニンNa、コカミドメチルMEA、ココイルグルタミン酸TEA、グリセリン、ヒアルロン酸Na、加水分解ヒアルロン酸Na、加水分解ヒアルロン酸、アセチルヒアルロン酸Na、ヒアルロン酸クロスポリマー-2-Na、モロッコ溶岩クレイ、加水分解ケラチン(羊毛)、γ-ドコサラクトン、ソルビトール、水添レシチン、ポリクオタニウム-10アルギニン、PEG-40水添ヒマシ油、フィトステロールズ、セバシン酸ジエチル、エチルヘキシルグリセリン、ココイルメチルタウリンNa、デシルグルコシド、安息香酸Na、クエン酸、EDTA-2Na、ペンチレングリコール、クエン酸Na、フェノキシエタノール、緑201、黄4、香料
洗浄力は強めですっきり洗いたい方向き!ただダメージ毛やカラー毛はおすすめしにくい点も
プルント コントロールシャンプーは、低刺激なベタインと強洗浄力のスルホン酸系が配合され、全体的に見ると強めの洗浄力に。
主要洗浄成分
ラウラミドプロピルベタイン | ベタイン系 | 両性イオン界面活性剤の一種で、洗浄(陰)とリンス(陽)どちらの用途をもつ。 低刺激で安全性が高く、ベビー用や高級シャンプーに配合。 |
---|---|---|
オレフィン(C14-16)スルホン酸Na | スルホン酸系 | 洗浄力がかなり強めですっきりした洗い心地だが、乾燥肌や敏感肌、ヘアケア視点では注意してほしい成分。 |
ラウロイルメチルアラニンNa | アミノ酸系 | アミノ酸系の洗浄成分で低刺激で髪や頭皮に優しい。 |
ココイルグルタミン酸TEA | アミノ酸系 | アミノ酸系洗浄成分で低刺激、かつコンディショニング効果もあり。アミノ酸系の中でも特にしっとりとした質感になりやすい。 |
全体で見ると低刺激でマイルドなベタイン系やアミノ酸系が使われてますが、オレフィンが洗浄成分の2番目にくると洗浄力はグッと強めになりやすいです。
オレフィン(C14-16)スルホン酸Naは洗浄力と脱脂力がかなり強めで、避けられがちなサルフェート(硫酸系)と同じくらいの洗浄力と言われている。
すっきりと皮脂汚れを落とすにはいいが、優しく洗いたいダメージケアという視点で見ると避けたい洗浄成分。(カラーの退色を抑えたい方や、乾燥肌の方にもおすすめしにくい)
そのためすっきり洗いたい方にはいいのですが、デリケートなダメージ毛やカラー毛を優しくケアできる?という視点で見ると注意してほしいところ。
ダメージ毛を洗浄力が強めのシャンプーで洗い続けると、よりキューティクルが傷つきやすいです。またカラーの色落ちが思ったより早い…といったケースもあるので注意しましょう。
プルントシャンプーの商品キャッチフレーズを見ると「96%以上が美容液成分」と記載ありますが、シャンプーの約70%は水です。そのため”水を含んで96%”となり、鵜呑みにしすぎないように注意しましょう。(それを言うとどのシャンプーもほぼ美容液成分になるので)
シャンプーの成分構成やサルフェート注意点はこちらをタップ!
シャンプーは約70%前後が水でできており、約20%が洗浄成分、残りの10%にコンディショニング成分や香料、防腐剤などが配合されてりイメージです。
つまりシャンプーでもっとも重要なのは洗浄成分であり、ここで全てが決まるといっても過言ではありません。
例えばカラーやダメージ毛を優しくケアしたい…そんな方はいくら補修、保湿成分が入っていても、もとの洗浄力が強めな処方だと色落ちや傷みが進行しやすいので注意が必要です。
また一般的な市販シャンプーは(コストが安く強洗浄力な)ラウレス硫酸が入ってるシャンプーが多いです。
さっぱり洗いたい方にはいいですが、頭皮や髪のバリア機能まで落としてしまう可能性もあり、トラブルの原因にもなりやすいため注意したいところ。
シャンプーの選び方は下記の記事でもわかりやすく解説しています。
コンディショニング効果は? → 浸透性に優れたヒアルロン酸で、水分バランスを整えやすい!
プルント コントロールシャンプーは、髪内部の水分バランスを整えやすいコンディショニング成分が配合。
5つのヒアルロン酸を筆頭に、髪や肌のうるおいを体感しやすい処方となっています◎
主なコンディショニング成分
ヒアルロン酸Na | 肌や髪に潤いを与え、ハリや弾力を保つ。 |
---|---|
加水分解ヒアルロン酸Na 加水分解ヒアルロン酸 | 浸透性に優れたヒアルロン酸で、保水力を高める。 |
アセチルヒアルロン酸Na | 通常のヒアルロン酸の2倍の保水力があると言われ、より保湿効果をUP。 別名スーパーヒアルロン酸。 |
ヒアルロン酸クロスポリマー-2-Na | ヒアルロン酸に合成ポリマーを添加したもので、長時間うるおいを高めやすい。 |
ポリクオタニウム-61 | 通称リピジュア。ヒアルロン酸の2倍の保湿力あり。 ※こちらはトリートメントに配合 |
またうねり抑制効果としてはヒートケア成分としても使われやすいγ-ドコサラクトンを配合。
γ-ドコサラクトン(エルカラクトン)はうねりを抑える効果があり、うねりケアやくせ毛を抑えるシャンプーに配合されやすい優秀成分です◎
γ-ドコサラクトンが配合されてる=うねりがおさまる、とまでは言えないですが、くせ毛やうねりが気になる方には入っていて嬉しい成分に◎
質感はなめらか系!うねりを抑えたい方や指通りが気になる方に○!
プルント コントロールシャンプーの質感はなめらか(サラサラとしっとりの中間くらい)で、指通りやまとまりの良さを体感しやすかったです。
またある程度のうねりなら抑えやすいため、癖で髪がまとまりにくい方にもおすすめしやすいシャンプーだと感じました。
ただ先ほども書いた通り、洗浄力は強めなため、ダメージ毛やカラー毛だとゴワつきや引っかかりが出るケースもあるため注意してほしいところ。
香りは? → ホワイトアクアサボンで、爽やかフルーティ系の香り
プルント コントロールシャンプーは、シャンプーとトリートメントで別々の香りを楽しめるのも嬉しいポイント。
ホワイトアクアサボンの香り / シャンプー
ホワイトフリージアサボンの香り / トリートメント
シャンプーは爽やかなマスカットの香りで、トリートメントは甘さ控えめなフローラル系の香りでした!
そこまで香りは強すぎないため、どちらかというと髪には残りにくい香りかなと思います。
【口コミ】プルント コントロールシャンプーを購入した方の声をチェック
実際にプルント コントロールシャンプー(緑)を使用している方の口コミをチェックしてみました。
いい口コミ
柔らかい細毛の癖毛ですぐ絡まり切れてしまうのですが
Amazonより
シャンプー流してるところから指通りよく
ツルツルになりました。
ドライヤー後も広がらず次の日の朝も落ち着いてます。今まで使った中で1番まとまってると思います。
癖が落ち着く気がしないでもない。手触りよくなるし、いい香りがする。量が少ない気がする
Amazonより
こちらはくせうねり特化型で使い心地が良かったです。美容液シャンプーなんですって。
Amazonより
保湿型シャンプー使っていましたがこちらもしっとりになりおすすめです。
絡まる、細い、少ない、うねる髪が3回目にして生き返りました!ツルツル艶あり まとまる‼︎こんなに嬉しい事は無いですww使い続けます。
Amazonより
悪い口コミ
他の口コミをチェック
【よくある質問】プルント コントロールシャンプーのQ & A
【総評】プルント コントロールシャンプーは指通りの良さが○! ただ洗浄力は強めなのでコスパ感ではいまいち感あり
- 洗浄力は強めですっきり洗いたい方向き!ただダメージ毛やカラー毛はおすすめしにくい点も
- コンディショニング効果は? → 浸透性に優れたヒアルロン酸で、水分バランスを整えやすい!
- 質感はなめらか系!うねりを抑えたい方や指通りが気になる方に○!
- 香りは? → ホワイトアクアサボンで、爽やかフルーティ系の香り
プルント コントロールシャンプーを使ってみましたが、貯水美容というキャッチフレーズの通り、潤いや仕上がりのまとまり感を体感しやすいシャンプーでした。
指通りもよく、ある程度のうねり毛ならまとまりの良さを体感しやすいと思います!
ただ1つ気になる点としては、全体的に洗浄力は強めなため、デリケートなダメージ毛やカラー毛となるとおすすめしにくい点もあり。
最近の同価格帯(1,500円前後)では髪や頭皮を優しくケアしやすい商品が増え、ヘアケア視点でおすすめしやすいシャンプーが続々登場しています。
そのためヘアケアをうりにした商品コンセプトや、価格からのコスパ満足度で考えるといまいち感じる点も。
仕上がりなどの使用感はよかったのですが、ヘアケアをうりにするシャンプーなら、核となる「洗浄成分」にもこだわりがほしかったです。そのためプルント コントロールは髪のダメージが少なめの方向きのシャンプーだと感じました!
是非シャンプー選びの参考にしてください。
プルントシャンプー4種類の違いはこちら