【5種類】ボタニストシャンプーはどれがいい?おすすめと違いを美容師が解析してみた
2015年に登場し大人気シャンプーとなったBOTANIST(ボタニスト)シリーズ。
何度かリニューアルしてますが、ボタニストスタンダードラインとしては下記5種類あり。
- スカルプクレンズ
- バウンシーボリューム
- スムース
- ダメージケア
- モイスト
こちらの記事では5種類あるボタニストスタンダードラインの選び方とおすすめを解説。
ボタニストでは他にもルースライン、プレミアムラインがありますが、こちらの記事では人気のスタンダードラインに絞って解説。
結論、ヘアケア or 頭皮ケアで、どちらを重視したいか絞ると決めやすいです!
- まずはヘアケアか頭皮ケアか、どちらを重視したいか決めよう
- ヘアケア重視ならスムース、ダメージケア、モイストから選ぼう(3つの選び方はこちら)
- 頭皮ケア重視ならスカルプクレンズ、バウンシーボリュームから選ぼう(2つの選び方はこちら)
【比較表】ボタニストシャンプー5種類の違い
スカルプクレンズ | バウンシーボリューム | スムース | ダメージケア | モイスト | |
価格 | ¥1,540(税込) | ||||
容量 | 460ml | ||||
洗浄力 | 強め | 適度 | 適度 | 適度 | 適度 |
洗浄主成分 | 酸性石鹸×タウリン | タウリン×ベタイン | タウリン×ベタイン | ベタイン×タウリン | ベタイン×タウリン |
仕上がり | サラッと軽め | ハリコシUP | サラサラ | なめらか | しっとり |
悩み | すっきり洗いたい | ふんわり感ほしい | サラッと軽め好き | 指通りよくしたい | 広がり抑えたい |
香り | |||||
髪質 | 健康毛 | 健康毛〜ダメージ少なめ 細毛〜軟毛 | 健康毛〜ダメージ少なめ | ダメージ毛 カラー毛 | 乾燥毛 カラー毛 普通〜硬毛 |
質感違い
成分表を比較したい方はこちらをタップ!
スカルプクレンズ
水、ラウレス-4カルボン酸Na、ココイルメチルタウリンNa、ラウリルベタイン、ラウロイルサルコシンNa、ラウロイルアスパラギン酸Na、ラウロイルメチルアラニンNa、シラカンバ樹液、ガラクトミセス/シラカンバ樹液発酵液、トウミツ、スフィンゴ糖脂質、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル、加水分解野菜タンパク、グリチルリチン酸2K、ブドウ種子エキス、テルミナリアフェルジナンジアナ果実エキス、ローズマリー葉エキス、酒粕エキス、アルギニン、リンゴ酸、ポリクオタニウム-10、BG、デシルグルコシド、コカミドMEA、ジステアリン酸PEG-150、PEG-30フィトステロール、PEG-40水添ヒマシ油、水添レシチン、水添リゾレシチン、ジステアリルジモニウムクロリド、ベヘントリモニウムクロリド、グリセリン、フィトステロールズ、ラウラミドプロピルベタイン、ペンチレングリコール、ヘキシレングリコール、EDTA-2Na、エタノール、塩化Na、トコフェロール、フェノキシエタノール、安息香酸Na、香料
バウンシーボリューム
水、ココイルメチルタウリンNa、ラウリルベタイン、コカミドプロピルベタイン、ココアンホ酢酸Na、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル、加水分解野菜タンパク、シラカンバ樹液、ガラクトミセス/シラカンバ樹液発酵液、トウミツ、スフィンゴ糖脂質、グリチルリチン酸2K、ブドウ種子エキス、テルミナリアフェルジナンジアナ果実エキス、カミツレ花エキス、シャクヤク根エキス、酒粕エキス、乳酸桿菌/豆乳発酵液、ユズ果実エキス、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、グルタミン酸、トレハロース、ソルビトール、グリコシルトレハロース、水添レシチン、水添リゾレシチン、アルギニン、加水分解水添デンプン、リンゴ酸、デシルグルコシド、ラウレス-4カルボン酸Na、ポリクオタニウム-10、グリセリン、BG、セテアレス-60ミリスチルグリコール、ジステアリン酸PEG-150、コカミドMEA、PEG-40水添ヒマシ油、ペンチレングリコール、ヘキシレングリコール、ジステアリルジモニウムクロリド、ベヘントリモニウムクロリド、フィトステロールズ、EDTA-2Na、エタノール、塩化Na、トコフェロール、フェノキシエタノール、安息香酸Na、香料
スムース
水、ココイルメチルタウリンNa、コカミドプロピルベタイン、ラウレス-4カルボン酸Na、ラウリルベタイン、シラカンバ樹液、ガラクトミセス/シラカンバ樹液発酵液、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル、加水分解野菜タンパク、トウミツ、スフィンゴ糖脂質、グリチルリチン酸2K、ブドウ種子エキス、テルミナリアフェルジナンジアナ果実エキス、ホホバ種子油、リンゴ果実エキス、酒粕エキス、加水分解コラーゲン、加水分解ヒアルロン酸、セラミドNG、加水分解ケラチン(羊毛)、アルギニン、リンゴ酸、PEG-30フィトステロール、水添レシチン、フィトステロールズ、水添リゾレシチン、グリセリン、BG、DPG、ポリクオタニウム-10、ラウラミドプロピルベタイン、ラウリルヒドロキシスルタイン、ラウラミドプロピルヒドロキシスルタイン、デシルグルコシド、ジステアリン酸PEG-150、セテアレス-60ミリスチルグリコール、PEG-30水添ヒマシ油、PPG-4セテス-20、PEG-40水添ヒマシ油、コカミドMEA、PEG-400、ペンチレングリコール、ヘキシレングリコール、ベヘントリモニウムクロリド、ジステアリルジモニウムクロリド、EDTA-2Na、エタノール、塩化Na、トコフェロール、フェノキシエタノール、安息香酸Na、香料
ダメージケア
水、コカミドプロピルベタイン、ココイルメチルタウリンNa、ラウロイルメチルアラニンNa、ラウラミドプロピルベタイン、ラウロイルサルコシンNa、ラウレス-4カルボン酸Na、ココイルグルタミン酸Na、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル、加水分解野菜タンパク、トウミツ、スフィンゴ糖脂質、シラカンバ樹液、ガラクトミセス/シラカンバ樹液発酵液、グリチルリチン酸2K、ブドウ種子エキス、テルミナリアフェルジナンジアナ果実エキス、ツバキ種子油、クロフサスグリ果実エキス、酒粕エキス、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、メドウフォーム-δ-ラクトン、ゼイン、加水分解コメタンパク、ユズ果実エキス、ヒマワリ種子エキス、アルガニアスピノサ核油、ホホバ種子油、ヒマワリ種子油、サルビアヒスパニカ種子油、アルギニン、加水分解ケラチン(羊毛)、リンゴ酸、ポリクオタニウム-10、BG、DPG、デシルグルコシド、メチルグルセス-20、PCAイソステアリン酸PEG-40水添ヒマシ油、コカミドMEA、トリイソステアリン酸PEG-120メチルグルコース、PEG-30水添ヒマシ油、PEG-40水添ヒマシ油、水添レシチン、水添リゾレシチン、ステアラミドプロピルジメチルアミン、ジステアリルジモニウムクロリド、ベヘントリモニウムクロリド、グリセリン、フィトステロールズ、ペンチレングリコール、ヘキシレングリコール、EDTA-2Na、エタノール、塩化Na、トコフェロール、フェノキシエタノール、安息香酸Na、香料
モイスト
水、グリセリン、コカミドプロピルベタイン、ココイルメチルタウリンNa、ラウロイルメチルアラニンNa、ラウラミドプロピルベタイン、ラウロイルサルコシンNa、ラウレス-4カルボン酸Na、ココイルグルタミン酸Na、トウミツ、スフィンゴ糖脂質、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル、加水分解野菜タンパク、シラカンバ樹液、ガラクトミセス/シラカンバ樹液発酵液、グリチルリチン酸2K、ブドウ種子エキス、テルミナリアフェルジナンジアナ果実エキス、アンズ核油、酒粕エキス、オリーブ葉エキス、加水分解コラーゲン、加水分解ヒアルロン酸、セラミドNG、リンゴ酸、アルギニン、水添レシチン、フィトステロールズ、水添リゾレシチン、BG、DPG、ポリクオタニウム-10、デシルグルコシド、セテアレス-60ミリスチルグリコール、PEG-30フィトステロール、PPG-4セテス-20、PEG-40水添ヒマシ油、コカミドMEA、ペンチレングリコール、ヘキシレングリコール、ベヘントリモニウムクロリド、ジステアリルジモニウムクロリド、EDTA-2Na、エタノール、塩化Na、トコフェロール、フェノキシエタノール、安息香酸Na、香料
【選び方】ヘアケアか頭皮ケアで、どちらを重視したいか絞って決めよう
ボタニストシャンプーはどれも地肌やヘアケア目線に優れた美容成分を配合。
ただそれぞれのモデルで配合バランスが変わるため、頭皮ケアかヘアケアどちらを重視するか絞ると決めやすいです。
スカルプクレンズ | バウンシーボリューム | スムース | ダメージケア | モイスト |
頭皮ケアにおすすめ! | ヘアケアにおすすめ! |
一応公式ではスカルプクレンズのみ頭皮ケアモデルになってますが、個人的には(配合成分や使い心地を考えると)バウンシーボリュームも頭皮ケアに◎なため、上記分類にしてます。
ヘアケア重視におすすめのボタニストはこれ!
- スムース
- ダメージケア
- モイスト
ヘアケア重視の方は、好みの仕上がり質感や悩みから逆算すると選びやすいです◎
スムース | ダメージケア | モイスト | |
洗浄力 | 適度 | 適度 | 適度 |
洗浄主成分 | タウリン×ベタイン | ベタイン×タウリン | ベタイン×タウリン |
仕上がり | サラサラ | なめらか ※サラサラしっとりの中間 | しっとり |
悩み | サラッと軽め好き | 指通りよくしたい | 広がり抑えたい |
香り | |||
髪質 | 健康毛〜ダメージ少なめ | ダメージ毛 カラー毛 | 乾燥毛 カラー毛 普通〜硬毛 |
各レビュー&成分解析はこちらをタップ!
頭皮ケア重視におすすめのボタニストはこれ!
- スカルプクレンズ
- バウンシーボリューム
脂性肌ですっきり洗いたい方はスカルプクレンズ、仕上がりにハリコシ感ほしい方はバウンシーボリュームを選びましょう◎
スカルプクレンズ | バウンシーボリューム | |
洗浄力 | 強め | 適度 |
洗浄主成分 | 酸性石鹸×タウリン | タウリン×ベタイン |
仕上がり | サラッと軽め | ハリコシUP |
悩み | すっきり洗いたい | ふんわり感ほしい |
香り | ||
おすすめ | 健康毛 脂性肌 | 健康毛〜ダメージ少なめ 細毛〜軟毛 |
また上記2モデルはどちらも軽めな質感になり、カラーやダメージ毛だと仕上がりがパサつきやすい印象あり。
そのためスタイルとしてはショートやふんわり感ほしい方、そしてどちらかというとメンズ向きなボタニストシャンプーだと感じました。
各レビュー&成分解析はこちらをタップ!
【その他】ボタニストシャンプーの細かい違い
続いて下記項目で比較しながらまとめてみました。
洗浄力で比較
洗浄力や洗浄主成分で比較
スカルプクレンズ | バウンシーボリューム | スムース | ダメージケア | モイスト |
強め | 適度 | 適度 | 適度 | 適度 |
酸性石鹸×タウリン | タウリン×ベタイン | タウリン×ベタイン | ベタイン×タウリン | ベタイン×タウリン |
洗浄主成分としては、どれも市販でありがちなサルフェート系を不使用なのがポイント。
シャンプー成分構成やサルフェート注意点を知りたい方はこちらをタップ!
シャンプーは約70%前後が水でできており、約20%が洗浄成分、残りの10%にコンディショニング成分や香料、防腐剤などが配合されてるイメージです。
つまりシャンプーでもっとも重要なのは洗浄成分であり、ここで全てが決まるといっても過言ではありません。
例えばカラーやダメージ毛を優しくケアしたい…そんな方はいくら補修、保湿成分が入っていても、もとの洗浄力が強めな処方だと色落ちや傷みが進行しやすいので注意が必要です。
また一般的な市販シャンプーは(コストが安く強洗浄力な)サルフェート系洗浄成分(ラウレス硫酸など)で構成されたものが多め。
さっぱり洗いたい方にはいいですが、頭皮や髪のバリア機能まで落としてしまう可能性もあり、トラブルの原因にもなりやすいため注意が必要です。
その点ボタニストシャンプーシリーズは、市販では希少なサルフェートフリー処方に◎
どれもサロンシャンプーに似た洗浄成分で構成され、市販品の中でもクオリティが◎!
また酸性石けん系を洗浄主成分にしたスカルプクレンズが洗浄力では一番強めで、その他4モデルは低刺激なベタインやタウリン系をベースに適度な洗浄力といったところ。
汚れをしっかり落としたい、すっきり洗いたい方はスカルプクレンズが◎ ただ乾燥肌だと突っ張る場合もあるので、スカルプクレンズは脂性肌向きシャンプーともいえます。
仕上がり質感で比較
質感を比較
スカルプクレンズ | バウンシーボリューム | スムース | ダメージケア | モイスト |
サラッと軽め | ハリコシUP | サラサラ | なめらか | しっとり |
軽め ⇄ 重め |
ペタッとしたくない方は軽め系、広がりをストンと抑えたい方は重め系から選びましょう◎
香りで比較
ボタニストのシャンプートリートメントは別々の香りで、香りを2回楽しめるポイントあり。
どれもそこまで髪には残りにくい香りかなと感じました。一言メモは個人的主観ですが参考にしてください。
香りを比較
スカルプクレンズ | バウンシーボリューム | スムース | ダメージケア | モイスト | |
香り |
Amazon人気ランキングは?
ボタニストシャンプースタンダードラインは2023年10月にリニューアル。
そこでリニューアル後ボタニストシャンプーの評価数をそれぞれ集計してみました。
リニューアル後で評価数が395件(2024.2時点)と少なめですが、振り分けが下記の通り。
Amazon評価数を比較
81件 | 47件 | 58件 | 61件 | 132件 |
上記を参考にするとモイスト購入者が一番多く、続いてスカルプクレンズが多い結果に!
【敏感肌は注意】リニューアルモデルで気をつけてほしい点
ボタニストは全体的に配合成分クオリティが高く、市販品の中でもおすすめしやすいシャンプーシリーズに。
ただ1点注意点としては、リニューアル後は全てのボタニスト(スタンダードライン)に頭皮に刺激性ある成分(第4級アンモニウム塩)が追加配合されたこと。
- ジステアリルジモニウムクロリド
- ベヘントリモニウムクロリド
上記はかんたんに書くと「髪にはいいけど頭皮には避けたい成分」で、人によってあうあわないが出やすいため気をつけたいところ。
人によって(リニューアル後は)より髪がまとまる!ともなりやすいですが、一部の方は「なんか痒くなるな…」なんてケースもあるためご注意を。
実は同メーカーが開発してるYOLUシャンプーも同じ第4級アンモニウム塩を配合した処方に。そしてYOLUシャンプーが大ヒットした背景をうけ、ボタニストでも同じ処方に近づけてきたのかな?と…。(リニューアル後は全てのボタニストに配合)
また痒みが出やすい敏感肌の方は、地肌&エイジングケアがコンセプトのルースラインもおすすめ。(同じボタニストシリーズです!)
下記ではボタニストとルースの違いをまとめたので、気になる方はこちらも参考にしてください。
【よくある質問】ボタニストシャンプーの知っておきたいQ&A
- ボタニストシャンプーはシリコンフリーですか?
-
全てのシャンプーがシリコンフリーで、トリートメントには含まれてます。
- ボタニストシャンプーとルースシャンプーの違いは?
-
どちらも同じボタニストラインですが、ルースは地肌やエイジングケア向きのラインになってます。
年を重ねて髪質や肌質に変化を感じてきた方はルースラインがおすすめです。
- ボタニストシャンプーは1本でどれくらい使える?
-
1回2プッシュ(6ml)の計算で、約2ヶ月半使えるイメージです。(長さによって前後あり)
まとめ それぞれ特徴が変わるため、肌質や髪質から逆算して選ぼう
- まずはヘアケアか頭皮ケアか、どちらを重視したいか決めよう
- ヘアケア重視ならスムース、ダメージケア、モイストから選ぼう(3つの選び方はこちら)
- 頭皮ケア重視ならスカルプクレンズ、バウンシーボリュームから選ぼう(2つの選び方はこちら)
ボタニストシャンプースタンダードラインは5種類あり「どれを選べば…」となりやすいですが、髪か頭皮どちらのケアを重視したいか決めると絞りやすいです。
まずは髪か頭皮に絞り、そこから髪質や肌質から逆算して選びましょう◎
是非シャンプー選びの参考にしてください。
また同じボタニストのルースラインとの違いは下記にてまとめてます。